ラフレ(LAFRE)処理とは?
ラフレ®(LAFRE)処理
ラフレ®(LAFRE)処理とは?
高耐食 + 超薄膜 + クロムフリー(環境対応)表面処理
亜鉛、錫、アルミニウムの3種の金属の理想的な配合により、密着性に優れた無機系被膜構造を実現。超薄膜でありながら合金めっきのような耐食性を持つという相反する処理技術が実現!2コート、2ペークで5μmという超薄膜表面処理なので、ボルトもナットもオーバータップなしでスムーズに嵌合!トータルコストの削減が可能に!!
ラフレ®(LAFRE)処理の構造と特徴
2コートが標準仕様ですが、特殊機能を付加するために、上塗りなど使用用途に応じて追加処理が可能です。
標準処理工程(ディップスピン式)
- 前処理(ブラスト)
- 1コート
- 焼付け処理
- 2コート
- 焼付け処理
- 出荷
※製品の形状に応じて、スプレー方式(1コート)による処理も可能です。
高耐食・防錆性
締付後の性能
●試験内容
鋼製六角ボルト・ナット・座金(M18)にラフレ処理(塗膜5μm)を施し、溶融亜鉛メッキ板(厚み12mm)にトルクレンチを用い80N/mで締付後、塩水噴霧試験にて締付による損傷部分の防食性能を確認した。
●結果
2000時間 異常なし
亜鉛、錫およびアルミニウムの3種類の金属を含有する密着性に優れた無機系皮膜で、合金めっきのような耐食性に富んだ強靱な皮膜で素地を保護します。
- 塩水噴霧試験(JIS Z 2371)試験で2000時間赤錆発生なし
- 複合サイクル試験(JASO M609-91)で200サイクル赤錆発生なし
ステンレス鋼材などの保護被膜として処理することも可能です。
締付後、クロスカット部、異種金属接触腐食性においても2000時間クリア
クロスカット部の性能
●試験内容
テストピースにラフレ処理(塗膜5μm)を施し、クロスカット後塩水噴霧試験にて防食性能を確認
●結果
2000時間 クロスカット有無とも異常なし
異種金属接触腐蝕性
●試験内容
ドリルビズにラフレ処理(塗膜5μm)および各種他社表面処理を施し、アルミ板(厚み6mm)に打ち込んだ後、塩水噴霧試験にて異種金属接触腐蝕性能を確認
●結果
2000時間 異常なし
ラフレ処理を施したものは他社と比較し、アルミ材に対し、異種金属接触腐蝕を抑制する効果あり
超薄膜
2コート、2ペークで5μmという超薄膜。比較的塗膜が平滑なのでボルトやナットなどの嵌合性も良好。幾重にも積層された3種の金属を超微細にフレークが付き回り性に優れた滑らかな皮膜を形成。
クロムフリー
完全クロムフリー。六価クロム・三価クロムをはじめ、鉛・カドミウム・水銀などのRoHS指令6有害物質は一切使用していない環境対応型で、REACH規制にも適合しています。
無水素脆性
通常の処理工程のような酸洗いや電解工程が一切ないので、脆性処理が心配な高強度区分のボルトや六角穴付きボルトなど強度区分の高い高炭素系鋼材の処理に最適。
低温着付
ばね等の温度管理が必要な商品に関しては、200℃着付けも可能
上塗り密着
上塗り密着性に優れています。カラーリングや電着塗装のベースコートとしても使用可能です。上塗りすることで、耐食性・機能性・意匠性などを付与することが可能です。
塗膜物性
高い塗膜硬度及び優れた密着性により、ボルトの締付やビスのねじ込み時の塗膜の損傷・損失を軽減します。
その他ラフレ®(LAFRE)処理シリーズ
- LAFRE STELLA:ステンレスの色調+超高耐食・耐衝撃性に優れた表面処理
- LAFRE WIN300:三価クロメート同等の耐食性・完全クロムフリー
※ラフレ®(LAFRE)処理は株式会社日本ラスパートの登録商標です。
ディスゴ(DISGO)処理とは?
ディスゴ(DISGO)処理
ディスゴ®(DISGO)処理とは?
高耐食 + 薄膜 + クロムフリー(環境対応)表面処理
DISGO【ディスゴ】処理は、現在最先端の塗装技術です。
クロムフリーでありながらとても高い耐食性がある点がディスゴ処理の最大の特徴です。また、溶融亜鉛メッキ(ドブメッキ)に比べ、膜厚が薄い為、ネジの嵌合性にも優れています。主に水素脆性が発生しては困る高張力ボルトの様な製品の為に高耐食・電食防止・無水素脆性・環境対応を実現したメッキで、近年の環境への配慮も考慮し、三価クロム・六価クロムを一切含んでいません。高力ボルトにディスゴ処理をすれば、水素脆性がないので遅れ破損の心配のないボルトとして使用できます。
ディスゴ®(DISGO)処理の成分と構造

成分・構造:トップコートとベースコートの2層で構成
- トップコート:バリヤ効果、白錆防止効果、ベース被膜の保護、強度UP
- ベースコート:亜鉛が鉄の代わりに陽極となり亜鉛の犠牲紡織作用により鉄素地を防錆する。また、水・酸素や電解質等の接触や侵入によって、亜鉛の塩基性生成物や塩化物が生成され被膜のピンホールを封鎖し、鉄の錆生成因子の侵入を遮断する。
外観:シルバー
膜厚:12μm程度の薄膜(ボルトとナットとの嵌合良好)
塗装方法:スプレー、ディップスピン、ディップドレン等
ディスゴ®処理(DISGO)の耐食性と主な特徴
高耐食性防錆力
ベースコート、トップコートの2構造皮膜で様々な環境下で高い耐食性を発揮します。
複合皮膜なので傷付きなどの損傷部でも耐食性を維持します。
- 塩水噴霧試験(JIS Z 2371)試験2000時間
- 複合サイクル試験(JASO M609-91)で200サイクル
ステンレス鋼材などの保護皮膜として処理することも可能!
環境対応
ディスゴ処理は、六価クロム、三価クロム、鉛、カドミウム、水銀などRoHS指令6物質一切不使用で、REACH規制にも適合していまうす。
水素脆性
処理工程において酸洗や電解工程がないので、水素脆性による遅れ破損の心配がありません。
脆性処理が心配な高強度区分のボルトや六角穴付きボルトの処理に最適です。
耐電性
アルミ材や高耐食めっき鋼板など、接合及び接触するアルミ部材の電気腐食による孔食(異種金属接触腐食)を大幅に低減します。
低温度処理
処理温度が低く、200℃以下でも処理が可能なので、製品の強度に影響を与えません。
耐酸性雨
耐薬品性、耐候性に優れているので、屋外の使用などによる酸性雨の影響も受けにくいです。
耐熱性
電気亜鉛メッキに比べ耐熱性が優れています。
つき廻り性
亜鉛メッキではほとんど被膜がつかないような、パイプの内側や複雑な形状のものにも防錆皮膜を形成できます。
低トルク締付
低摩擦係数使用によって、低トルクでの締付も可能です。
ディスゴ処理の種類
| 種類 | ベースコート | トップコート | 期待防食性
塩水噴霧試験
(赤錆発生時間) |
| 塗料 | 標準塗膜 | 焼付温度 | 塗料 | 標準塗膜 | 焼付温度 | |
| 低温焼付型 | 珪酸塩素系樹脂鱗片状亜鉛 | 7μm | 180~200℃ | エポキシ樹脂鱗片状アルミニウム | 3μm | 180~200℃ | 1000時間 |
| 重防食型 | 珪酸塩素系樹脂鱗片状亜鉛 | 9μm | 250~300℃ | エポキシ樹脂鱗片状アルミニウム | 4μm | 250~300℃
| 2000時間 |
| 耐熱型 | 珪酸塩素系樹脂鱗片状亜鉛 | 9μm | 250~300℃ | 珪酸塩径樹脂 | 1μm | 250~300℃ | 2000時間 |
| 低摩擦型 | 珪酸塩素系樹脂鱗片状亜鉛 | 7μm | 180~20℃ | エポキシ樹脂フッ素粉末 | 3μm | 180~200℃ | 1000時間 |
| 黒色型 | 珪酸塩素系樹脂鱗片状亜鉛 | 7μm | 250~300℃ | エポキシ樹脂黒色顔料 | 6μm | 250~300℃ | 1000時間 |
ディスゴ®処理(DISGO)処理加工事例
ディスゴ×六角ボルト
ディスゴ×ワッシャー
ディスゴ×六角ナット
ディスゴ®処理加工可能品
- バネ製品全般
- 板金部品全般
- 鋳物部品全般
- パイプ部品全般 ※形状やサイズにより、処理が困難な部材もございますお気軽にお問い合わせください!
※ディスゴ®処理は株式会社日本ラスパートの登録商標です。
ジオメット(GEOMET)加工とは?
ジオメット®(GEOMET)処理
ジオメット®(GEOMET)とは?
高耐食耐熱+クロムフリー(環境対応)表面処理
ジオメット(GEOMET)とは、「ダクロダイズド加工」の優れた防錆技術をもとに日本ダクロシャムロック社が開発した、環境対応型水系完全クロムフリーメッキです。現在、世界中で締結部品だけでなく様々な金属部品に使用されています。
ジオメット(GEOMET)の外観はシルバーメタリックで、金属フレークが層状に重なり特殊無機バインダーにより結合されています。膜厚も8μm程度と薄膜なので、ボルトとナットなどの嵌合に良好です。さらに、耐熱耐食性にも優れていることから、日米欧と世界中の自動車部品の表面処理として多く用いられています。※現在【ジオメット® 720】として上市しております
POINT ダクロダイズド加工とは?
ダクロタイズド®処理は、水素脆性の心配がないメッキ処理で、メッキ方法としては、主成分の亜鉛と介在の役目を果たすクエン酸を含んだ処理液に浸漬塗装した後、加熱した素地に焼付します。
電気亜鉛めっきと比べ耐食性はもちろん、耐熱性にも優れています。
また、行程中、塩酸処理を行わないので水素脆性の心配が無い点も特徴です。
世界中で幅広く使用されており、採用分野としては主に建築関係・土木関係です。
ジオメット(GEOMET)の成分・構造

成分・構造:亜鉛とアルミのフレークを特殊無機バインダーで結合した積層皮膜構造
外観:シルバーメタリック
膜厚:8μm程度の薄膜(ボルトとナットとの嵌合も良好)
製造工程:ジオメット® 720はディップスピン方式、ディップドレイン方式、スプレー方式が可能です。
ジオメット(GEOMET)の耐食性と主な特徴
耐熱耐食性
塩水噴霧試験(JIS Z 2371)試験・対サイクルテスト性に優れます。
塩水噴霧試験(JIS Z 2371)試験で2000時間クリア
複合サイクル試験(JASO M609-91)で40サイクルクリア
熱劣化を起こしやすい結晶水や有機樹脂を含まない表面処理なので、耐熱性に優れます。
300℃ 8時間加熱試験クリア
(電気亜鉛メッキは約100℃で被膜が破壊され表面変化し急激に耐食性の低下をきたします)
環境対応
ジオメット処理は水系の薬液を使用した、水系完全クロムフリー処理でクロム化合物・鉛・ヒ素・カドミウム・水銀を一切含みません。また、処理工程も排水がないクローズドシステムで、自然環境・作業環境に優しく、 ELV規制及びRoHS指令にも適合します。
耐電性
アルミとの電食に防止効果があります。(アルミとステンレス材とのガルバニック腐食への抑制効果もあり)
ジオメット被膜は腐食電位がアルミニウムに近いこと、コントロールされた亜鉛の犠牲保護作用を有することにより亜鉛金属の消耗が抑えられアルミニウムに対する保護効果が持続します。
つき廻り性
ジオメット被膜は、亜鉛メッキではほとんど被膜がつかないような、パイプの内側などにも防錆皮膜を形成できます。
さらに、鉄や鋳物はもちろんステンレス、アルミ、焼結金属等、各種金属に処理が可能です。
水素脆性
水素脆性の恐れのある酸洗浄工程がなく、水素脆性のおそれは皆無です
デルタゲージ法脆性確認試験において、破断までの押し出し距離により確認済
塗装可能
ジオメット処理はジオメット処理上への塗装も可能です。メラミンアルキッド塗料、粉体塗料での試験において、外観性、ごばん目密着性共に良好。
ジオメット®プラス処理
必要に応じて、耐食性向上やトルクコントロールなどを目的としたトップコート処理剤、ジオメット®プラス系処理液と合わせてご利用いただけます。(ジオメット®プラスも水系処理剤です)
ジオメット(GEOMET)処理加工事例
ジオメット×座金組み込みナベ小ねじ
ジオメット×スプリングワッシャー
ジオメット×六角ナット
ジオメット×六角ボルト
ジオメット×スプリングワッシャー(SW・ばね座金)
ジオメット×座金組み込み六角ボルト(トリーマ)
ジオメット×六角ボルト
ジオメット×皿小ねじ
ジオメット×六角ナット
ジオメット×座金組み込みナベ小ねじ
ジオメット×座金
ジオメット×プレス蝶ナット
ジオメット×皿小ねじ
※ジオメット®は、NOFメタルコーティングス株式会社の登録商標です。
ニューラスパート(NewRuspert)処理とは?
ニューラスパート®(NewRuspert)処理
ニューラスパート®(NewRuspert)処理とは?
水系 + 高耐食 +クロムフリー(環境対応)表面処理
従来のラスパートの強靭で緻密な複合皮膜構造はそのままに、溶剤として『水』を使用する水系システムとして環境に配慮した薄膜表面処理に生まれ変わりました。
ニューラスパート®(NewRuspert)の構造と特徴
下地に亜鉛ニッケル合金めっきを採用することで、ノンクロムでありながら優れた耐食性能を発揮します。
標準処理工程(ディップスピン式)
- 亜鉛ニッケル合金めっき
- 水系シーラー
- 水系トップコート
- 焼付け処理
- 水系トップコート
- 焼付処理
- 出荷
※製品の形状に応じて、スプレー方式(1コート)による処理も可能です。
高耐食・防錆力
安定した耐食性
❶亜鉛ニッケル合金めっき
❷水系シーラー
❸水系トップコート
の3構造皮膜で様々な環境下で高い耐食性を発揮します。
複合皮膜なので傷付きなどの損傷部でも耐食性を維持します。
高耐食・防錆力
塩水噴霧試験(JIS Z 2371)試験で2000時間赤錆発生なし
複合サイクル試験(JASO M609-91)で200サイクル赤錆発生なし
水系システム
溶剤として「水」を使用することで、VOCの排出を大幅に削減
クロムフリー
有害なクロム化合物は一切使用してません
耐電食
アルミ材や高耐食めっき鋼板などに対して電食(異種金属接触腐食)を大幅に軽減します
カラー化
基本色のシルバーをはじめ、多彩なカラーバリエーション。調色による色合わせも可能です。
※ニューラスパート®(NewRuspert)は株式会社日本ラスパートの登録商標です。
ラスパート(Ruspert)処理とは?
ラスパート®(Ruspert)処理
ラスパート®(Ruspert)処理の種類
ラスパート®(Ruspert)処理には主に3種類ございます。
ラスパート®(Ruspert)処理とは?
高耐食 + 耐電食 表面処理
ラスパート®(Ruspert)処理とは、従来の溶融亜鉛めっきや電気メッキのもつ耐食能力を飛躍的に向上させる表面処理技術で、金属亜鉛層、特殊化成皮膜層、表面焼成層の3層からなる高耐食表面処理技術です。ラスパート®(Ruspert)処理は特に耐酸性、耐アルカリ性に優れているため、屋外用品に適しています。また、様々な環境下で高い耐食性耐熱性を発揮するだけでなく、傷付きなどの外的損傷にも高い耐食性を維持するなど、総合的耐食性能に優れます。メッキとの複合皮膜処理のため、様々な環境下での使用が可能であり、カラーバリエーションも豊富なので美観性の求められる箇所にも最適です。
ラスパート®(Ruspert)処理の構造と特徴
ラスパートの場合
溶融亜鉛メッキ上ラスパートの場合
高耐食
電気亜鉛メッキや電気メッキとの複合皮膜の為、溶融亜鉛めっきの耐塩水性はもちろん、耐ガス性、耐候性など、総合的な皮膜性能を向上することが可能です。
損傷部の耐食性
複合皮膜なので傷付き等の外的損傷、損傷部の耐食性にも優れています。
耐電食性
アルミ材や高耐食メッキ板などに対して電食(異種金属接触腐食)を軽減します。
低温処理
処理温度が200℃以下なので製品の物性に影響を与えません。
カラー対応
基本色はシルバーですが、ブラックなどご希望の景観にあったカラー化が可能です。お気軽にご相談ください!
六価クロム使用
通常、有害性のある六価クロムを含有しているためRoHS規制対象外の非環境対応表面処理となります。代替品は、ラスパート®ノンクロム、ディスゴ処理など。
ラスパート®ノンクロム(Ruspert Non-Chrome)処理とは?
高耐食 + 耐電食 + クロムフリー(環境対応)表面処理
ラスパート®ノンクロム処理とは、従来のラスパート®処理と同様3層構造の皮膜で構成された高耐食性表面処理です。近年の環境への配慮から従来のラスパート®処理の耐食性は維持したまま、六価クロム・三価クロム・鉛・カドミウム・水銀などの有害物質を一切使用しない完全クロムフリー(環境対応型)のラスパート処理です。
ラスパート®(Ruspert)ノンクロム処理の構造と特徴
- 第1層:金属亜鉛層
- 第2層:特殊化成皮膜層
- 第3層:ポリエステル系材料
表面焼成層と特殊化成皮膜層の架橋効果+金属亜鉛層との化学反応で強固に結びつけられた3層構造は、強靭で緻密な複合皮膜となり卓越した耐食性を実現
標準処理工程(ディップスピン式)
クロムフリー
六価クロム・三価クロムをはじめ、鉛・カドミウム・水銀などのRoHS指令6有害物質は一切使用していない環境対応型で、REACH規制にも適合しています。
高耐食
従来のクロメート処理をクロムフリー特殊化成被膜に変更し、トップコートと強固に密着させることで、クロメート処理と同等の耐食性を維持。
耐電食性
アルミ材や高耐食メッキ板などに対して電食(異種金属接触腐食)を軽減します。
損傷部の耐食性
複合皮膜なので傷付き等の外的損傷、損傷部の耐食性にも優れています。
低温処理
処理温度が200℃以下なので製品の物性に影響を与えません。
カラー対応
基本色はシルバーですが、ブラックなどご希望の景観にあったカラー化が可能です。お気軽にご相談ください!
ラスパート®(Ruspert)ゼロステン処理とは?
ステンレスの代替 + 高耐食 + クロムフリー(環境対応)表面処理
ラスパート®(Ruspert)ゼロステン処理とは、ステンレスの代替として、亜鉛ニッケル合金めっきの外観を損なわず、ステンレス調の外観を実現した表面処理技術です。さらに、クロメート処理を施さない完全クロムフリー仕様で、亜鉛ニッケル合金めっきの耐食性を更に向上させる画期的なステンレスの代替用ラスパート®(Ruspert)処理です。
ラスパート®(Ruspert)ゼロステン処理の構造と特徴
- 第一層:犠牲防食作用の高い亜鉛ニッケル合金めっき層
- 第二層:高い密着性を発揮するプライマー層
- 第三層:緻密な皮膜を形成して外部からの腐食因子を遮断するトップコート層
上記3層で構成された複合皮膜処理です。
標準処理工程(ディップスピン式)
高耐食
強靭な焼成皮膜により、高い防食性能を発揮。2層を薄く塗り重ねることで安定した遮蔽効果と高い防食効果が得られます。
クロムフリー
六価クロム・三価クロムをはじめ、鉛・カドミウム・水銀などのRoHS指令6有害物質は一切使用していない環境対応型で、REACH規制にも適合しています。
潤滑性
トップコートに潤滑性を付与することが可能なので、打ち込みや締付けの作業性が向上します。
嵌合性
均一な亜鉛ニッケル合金めっき層に薄い焼成皮膜を形成させることで、ボルト、ナット等の締結部品の嵌合がスムーズになり、オーバータップは不要です。
遮蔽効果とは?
遮蔽効果とは「しゃへいこうか」と読み、1つ以上のより多くの電子をもつ原子において、電子と原子核の間にはクーロン力(+と-の間で引きつけあう力)が働いているだけでなく、1殻~n殻中の他の電子からの反発力も受けている。遮蔽効果とは、この作用により、外殻中の電子に働く正味の力が劇的に小さくなり、内殻中の電子に比べてあまり原子核に束縛されなくなることを示し、原子核本来の正電荷を部分的に遮蔽すると近似して、化学的反応に寄与する外殻中の電子の電荷(有効核電荷)を主に考えることができる。
ラスパート®(Ruspert)処理加工事例・採用例
ラスパート処理
ラスパート処理
ラスパート処理
ラスパート加工
エポラスパート
ラスパート処理
ブラウン・ダークブラウン
| 分野 | 採用部材等 | 処理名又はシリーズ名 | 採用理由(解説) |
|---|
| 住宅・システム建築 | ドリルネジ・軽天ビス | ラスパート・ディスゴ処理 | 長期防錆・打ち込みスピードの向上 |
| 剣先ボルト、座付ナット | ラスパートシルバー | 溶融亜鉛めっきからの薄膜化 |
| 締結品 | ラスパート・ディスゴリンタス | 高耐食化 |
| 電力関係 | ボルト、ナット | ディスゴルナ、ラスパート | 長寿命化 |
| SUSや鉄製の締結品 | SUS仕様ラスパート、ディスゴルナ | プレめっき鋼板との電食防止、高耐食 |
| 交通関係 | 金具 | ラスパート・ラフレ | 長期防錆・長尺物の加工適用性 |
| リベット | ラスパート | カシメ時の表面塗膜追随性 |
| メッシュフェンス・ガードフェンス | 溶融亜鉛めっき上ラスパートカラー | 本体の色との同色化による景観対策 |
| 締結品 | ラスパート、ディスゴ | 水素脆性対策、薄膜高耐食化 |
| 競技場施設 | 六角穴付ボルト | ラスパートカラー | 締結物との同色化 |
| アンカーボルト | ラスパート | 溶融亜鉛めっきからの薄膜化 |
| アンカー、締結品類 | ラスパート | 色調、高耐食化 |
| 自動車・船舶 | エアサスペ―ション部材 | ラスパート | 泥水などによる腐食防止 |
| 電器部品関連 | ボルト・金具 | ラスパート・ディスゴ処理 | 塩害に対する長期防食 |
| 締結部材・締結品 | SUS上ラスパート | アルミ材との電食防止 |
| その他 | 各種締結品 | SUS仕様ラスパート | アルミ材との電食防止 |
| リール部材 | SUS仕様ラスパート黒 | マグネシウム合金との電食防止 |
| 疑似針・一本針 | ラスパート黒 | 海水による塩害対策 |
ラスパート®(Ruspert)処理は株式会社日本ラスパートの登録商標です。